通常、地デジを視聴するには、自分でアンテナを購入して取り付けてしまえばランニングコストはかからず一番安上がりです。
しかし、地デジには難視聴地域という視聴が困難な指定地域があります。
我が家もその難視聴地域に見事に当てはまり、色々と苦労してきました。
試行錯誤した結果、地上波のテレビ放送を見るには、ひかりTVとフレッツテレビの2択になりました。
これまでの地デジ視聴の道のり
アナログ時代は、JCOMのケーブル回線で無料で視聴が可能でした。
しかし、地デジになり、JCOMは月額の高額な視聴料を提示してきました。
本来、無料で視聴可能なはずの地デジで視聴料を支払いのはおかしい!
そう感じて私はJCOMとの契約を解消しました。
アンテナを取り付ける
地デジを視聴するためにアンテナを取る付ける事にしました。
当時は地デジ移行のための補助金があったと思うので比較的安く取り付ける事ができました。
しかし、難視聴地域だった為に通常のアンテナでは地デジもBS放送も映らず、大きめのアンテナにブースターを取り付けてかろうじてギリギリで視聴できるアンテナレベルでした。
時々、天候が悪い日などは映らなくなってしまう事もありましたが、それでもから2019年の途中まではなんとか地デジを視聴できていました。
しかし、2019年の台風第19号の強風被害によって我が家の地デジアンテナは ポッキリと折れて倒壊してしまいました。
しかもアンテナはお隣の屋根にまたがって倒れており、迷惑を掛けないためにも早めに対処する必要性がありました。
この時点での選択肢
アンテナを再び取り付ける
これが一番、現実的な方法かと思っていましたが、新しいアンテナを取り付けるには15万円以上掛かり、さらに大型化するので再度強風にあおられると倒壊する危険性が高い為に却下しました。
JCOMと再契約する
JCOMには難視聴地域向けの契約プランがあるらしいのですが、表向けでは認めていないようです。
いちいち交渉するのも面倒だし、JCOMのやり方には共感できないのでこれも却下としました。
ひかりTVかフレッツテレビと契約する
最後の選択肢は、インターネット回線で地デジを視聴する方法です。
NTTのひかり回線を使ったサービスである、『ひかりTV』か『フレッツテレビ』のどちらかと契約すれば視聴できるようになります。
ひかりTVとフレッツテレビの違い
どちらもNTTの地デジ視聴サービスですが、サービス内容は微妙に異なっています。
まずアンテナ設置が不要という点は共通しています。
しかし、工事が必要なひかりTVの最安プランが月額1.000円(税抜き)に対してフレッツテレビは必要な反面、月額利用料金は750円(税抜き)とやや低く設定されています。
ひかりTVのメリットとデメリット
メリットは、何と言っても工事不要で導入コストが低い事です。
料金は、地デジさえ視聴できれば良い場合は基本放送プランで地デジ、BS(10ch)に加えて専門チャンネル(10ch)があり、月額 1,000円(税抜き)となっています。
そして、テレビ以外のスマホやタブレット端末で番組を録画して好きな時に視聴できるのはかなりメリットと言えます。
スマホアプリの『ひかりTVどこでも』を使えば、どこでも視聴可能になります。
このアプリはぷららと契約していれば利用可能ですが、地デジに関しては、ひかりTVと契約する必要があります。
デメリットは、フレッツテレビに比べてランニングコストが高めになる事と、複数のテレビで視聴したい場合、追加料金が掛かる事です。
フレッツテレビのメリットとデメリット
メリットは、最初に工事費が掛かり、導入コストが掛かりますが、月額750円(税抜き)と毎月のランニングコストが安い事です。
複数のテレビで視聴したい場合でも3台までは追加料金が掛かりません。
デメリットは、工事費の負担と工事を開始するまでに日程を調整しなければいけないので時間が掛かる事です。
結局、両方と契約した
我が家の場合、地デジとBSだけ視聴できれば問題なく、複数のテレビで視聴したいので条件に合うフレッツテレビのほうが向いていると感じました。
しかし、台風の後で同じような境遇の家庭が多かったのか、工事の申込が多くて工事開始は最短でも3週間近く先になってしまいました。
そこでその間のつなぎの為に、すぐにサービスが開始できて2か月間は無料で視聴可能なひかりTVも導入する事にしました。
両方を一応、試してみて自分に合っているほうを残そうという考えもありました。
契約して初めて分かった事
ひかりTV
専用チューナーが届いたらテレビと接続して即、視聴可能なのはありがたかったです。
いち早く地デジが視聴したいならやはりひかりTVです。
これが無料レンタルしたチューナーとリモコンです。
接続して専用チューナーに電源を入れて30秒ほど起動に時間が掛かります。
通常のテレビの操作に慣れているとこの待ち時間がやや長く感じました。
フレッツテレビ
工事は、午前と午後の2回に分けて行われ、特に午後の工事は3時間使くかかってしまいました。
申込当初は、もっと早く終わると考えていましたが、工事は1日がかりと考えていたほうが無難です。
こちらが設置した専用ルーターです。
通常のフレッツ用のルーターよりやや小さいサイズです。
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チャンネルは地デジ主要チャンネル+地方チャンネルとの事でしたが、神奈川県の場合はテレビ神奈川(TVK)以外にも東京ローカルのMXチャンネルも視聴可能でした。
まとめ
両方試してみた結果、地デジとBS放送が視聴できれば充分で3台分のテレビに接続可能なフレッツテレビに決めました。
私の同じように地デジとBS放送が視聴できれば充分で複数台数(4台目以降は追加料金が発生)のテレビで視聴したい場合は、フレッツテレビがおすすめです。
提供エリアの確認は公式サイトで確認できます。
逆にひかりTVは、すでにフレッツ光を利用している場合、初期費用がゼロでスタートが可能です。
工事費などの初期費用を抑えたい場合や地デジ以外の多チャンネルを視聴したい場合や、テレビ接続はリビングの1台のみで視聴してスマホやタブレットなどの複数の端末で視聴したい場合はおすすめです。
またこれらのサービスを利用するにはフレッツ光回線が開通している事が絶対条件となります
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